社会人の平均睡眠時間は6.5時間!短時間睡眠になれるコツとは?
2017/04/08
世界でも日本は最短レベルの睡眠時間
とある寝具メーカーの調査によれば、全国10代以上60歳までの平均的な労働者、社会人の統計を約1,100名以上行ったところ、
約7割は6時間から7時間、トータルでは6.5時間ほどが平均的な睡眠時間となっています。
5時間未満は2割を超え、寝不足を感じている人が大半だったそうです。
今回は、そんな睡眠不足を感じずに、短時間睡眠になれる方法をご紹介します。
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確かな睡眠を目指す
社会人の睡眠の中でも興味深いのは、休日に所謂「寝だめ」をしている点です。
仕事が休みの日はリラックスしているからなのか、睡眠時間は8時間以上というのが非常に多くなっています。
平日の短時間で不眠に感じる睡眠時間を取り返そうとしているわけですね。
ところでこの睡眠時間は、本当に社会人にとってリラックスする上で満ち足りない、短時間の睡眠時間といえるのでしょうか?
実は科学的に研究した結果では、人が風邪などの感染症にかかりやすい時間帯は、疲労がピークとなる夜から明け方の時間であり、
中でも熟睡している時に最も免疫力が低下しているからと言われています。実際、熟睡は失神と非常に良く似た生理現象で、
動物の中でも熟睡するのは人間と人間に飼われる家畜だけといった研究結果もあります。
長時間の睡眠が健康に良いわけでは無いんですね。それに不眠はあくまでも本人の意識の問題とも言われています。
つまり肝心なのは短時間の睡眠時間という、時間的な問題ではなく、リラックスしていると感じる、不眠とは感じられない確かな睡眠の感触が得られているかどうかの問題ともいわれています。
実際世界の平均的な睡眠時間は、8時間弱であるのに対し、日本はせいぜい10分とか15分程度短いだけです。
極端に日本だけが短時間睡眠時間というわけではないんです。
睡眠時間よりも、リラックスが大事
個人的に「不眠症」として薬を飲んでいた時期があります。
約一週間ほど熟睡が得られずそのまま朝を迎えることが多く、頭痛が酷かったので緊張をほぐす意味で使っていました。
その時の医師によれば重要なのは睡眠時間ではなく、リラックスして体を休めることだけという事でした。
短時間でも熟睡した感じがその頃はまったくありませんでした。
社会人として大きな悩みで最も多いのは、仕事というよりも職場の人間関係であることが多いです。
また漠然とした将来の不安、仕事上のミスに関しての悩みから、いつまでも頭の中で繰り返し思い返してしまって、短時間では寝付けない、不眠の症状といった点が多いです。
それを解消しようとお酒に頼っても、アルコールは脳神経を麻痺させ確かに一時的に体をリラックスさせ睡眠には誘うのですが、
血中アルコールが分解されるとそれに伴って余計に目がさえわたって、かえって短時間に途中で目覚めてしまいます。
やはり社会人の場合は、睡眠時間ばかり気にするのではなく、如何に自宅でリラックスさせて不眠を防いで、
短時間でも満足いくような眠り方を考えていく方がいいでしょう。
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睡眠時間と睡眠不足の考え方の違い
「寝足りない。」と感じる人の特徴は、まず「睡眠時間は8時間必要だ。」といった固定観念から不眠が引き起こされやすいです。
不眠の始まりは「限られた時間」を潜在的に意識していることです。それが本当のリラックスした気持ちを阻害します。
これは逆を言えば、「いつでも寝られる状況」さえあれば、すぐにでも解消できると言えます。
逆転の発想ですが、生活を起きている時に合わせるのではなく、社会人はむしろ睡眠時間をフリーにしておくのが肝心なんですね。
例えばこれは私の自己流睡眠時間の考え方ですが、社会人として睡眠不足を感じるようになってからは、全部考え方を逆にしていきました。
会社から帰ると、まず真っ先にお風呂に入り、何もせずにまず寝ます。問答無用に、最初に寝てしまうのです。
どんなに遅く帰っても、睡眠時間は何時から何時ではなく、寝られるだけ最優先にしてしまうのです。
これで非常に良く分かったのは、そもそも睡眠時間を全く意識せず、「好きなだけ寝てれば良い。」といった考え方にありました。
場合によっては夕飯も食べませんが、帰宅後すぐに他の事は短時間で寝るという習慣が出来上がっているので、
朝食をとる時間は自然と早朝になり、社会人では寝坊できない時間帯の数時間前に、既に完全に目覚める生活を行っていたのです。
これにより、ベッドに入るとすぐに眠り、3時間でも4時間の短時間でも勝手に目覚め、しかも熟睡した感触が得られるようになりました。
社会人として重要なのは朝
どんなにキツイ仕事を社会人として行っていても、休む時間が全くないというのはあまりありません。
問題は睡眠時間に食事や帰宅してからのやることによって、睡眠時間が少しずつ削られていることにあります。
睡眠時間が如何に削られ短時間になろうと、朝の出勤時間は社会人として例え不眠でも決まった時間に着替えて、通勤の準備をしなければなりません。
つまり朝は引き延ばすことが出来ないのです。
社会人の宿命として、どんなに眠たくても仕事は待ってくれません。ですから、最優先するべきは睡眠以外の作業を全部後回しにするべきなのです。
本当のリラックスとは起きている限りは絶対に得ることはありません。
他にやりたいことがあるなら、それは今すぐでなくとも、睡眠が終わってからで充分と考えるべきなのが、私は社会人であると思います。
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